ドジャースとジャイアンの熾烈な優勝争いから見えるプレーオフの問題点

 今年のナショナルリーグ西地区において歴史的な優勝争いが行われました
 
ジャイアンツ107勝、かたやドジャース 106勝という普段であればぶっちぎりで優勝しててもおかしくない成績を叩き出した両チームですが、接戦の末見事に最終戦に優勝を決めたのはジャイアンツでした

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 これにより2位となったドジャースワイルドカードに回ることになり、ワイルドカードにおいて2位カージナルスに16ゲーム差をつけこちらもぶっちぎり1位での通過を果たしました

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 そして、カージナスに苦戦しながらもワイルドカードをかけた1発勝負の試合をサヨナラ勝ちで制し、ナ・リーグディビジョンシリーズへと進出しました

 しかし、ここでまたドジャースが対戦することになったのがなんとジャイアンツでした。これはリーグ最高勝率のチームはワイルドカードで勝ち上がってきたチームと対戦するというルールによって起きた現象でした。普段であれば1位のチームに有利に働くはずのルールがまさかのリーグ1位と2位の勝率のチームの対戦を早速実現させてしまったのです

 もちろん1試合先に消化しているという点ではジャイアンツに有利に働くとは思いますが1年間死力を尽くし、しのぎを削ってきた両チームがまたすぐに戦わされるというのは優勝争いに負けたドジャースはまだしも、優勝したジャイアンツからすると不運としか言いようがありません

 個人的には今後このような事態が起きた場合に備えてルールを変更することを提案したいと思います。例えばリーグ最高勝率のチームには対戦相手を勝ち上がった3チームの中から選ぶ権利が与えられたりしてもいいのではないかと考えます(他の優勝チームに10ゲーム差をつけた場合に限るなどの条件をつけたりして)。もちろん現在でも有利ではあるのですが素晴らしい成績で勝ち上がったチームにはもっと有利なルールがあっても良いのではないかと感じます
 
 私はどこのファンではありませんが、ジャイアンツファンの方からすると今年のプレーオフはたまったものではないという感じかもしれませんね

たまにはプレーオフについてこんなことを考えてみるのもいいのではないでしょうか?以上個人的な戯言でした